製図試験からもうすぐ一カ月経ちます。
角番で迎えた製図試験を、
全日本建築士会の長期製図講座を受けて挑んだ。
これまでの感じたことをまとめておこうと思う。
一回目の製図と二回目の製図は、
日建短期と日建長期で挑んだけれど、
ともにランクⅢでした。
一昨年は学科合格からの2か月は、
印象的にあっという間に製図試験となり、
作図完成自体がギリギリでした。
わけがわからない間に試験となって、
結果ランクⅢでした。
去年の製図試験まで日建の長期製図講座で学んだことで、
製図試験の合格基準まで行けそうでしたが、
EPSを忘れて、
おそらくそれが原因でまたもランクⅢでした。
去年の図書館の課題では、
試験後にエスキスチェックを受けても、
間取りなどは悪くなく、
EPS忘れが記憶に無いだけで、
ちゃんと計画したと仮定してA判定でした。
長期製図講座では色々な課題を取り組む事で、
決め打ちせずに新しい課題に挑めるため、
他の課題にも対応できるエスキス力が身につきます。
そして何より作図枚数が多くなることで、
作図スピードが早くなります。
日建学院では色々な描きこみまで含めて、
作図3時間以内を目標とします。
そうすることでエスキスには2時間くらい使える。
聞いた話では総合資格学院では2時間半での作図が目標とされていて、
みんな2時間半で作図できるように訓練するらしいです。
日建の描きこみ量からすると3時間というのも同じこと。
総合資格の2時間半は見直ししながら日建と同じくらいの、
描きこみを増やしていくと作図時間は3時間となる。
2024年2月。
日建の3時間以内作図が身に付いた上で、
課題対応力を上げていくために、
資格予備校を検討していた。
お金が無いので全日本建築士会の、
短期製図講座を受けようと思っていたとき、
知り合いの建築家のもとを訪ねた。
その建築家は全日本建築士会の、
二級建築士製図講座を担当していたと知る。
長期製図講座を受講した方が良いとアドバイスを受け、
紹介割引価格で長期を受講することになった。
それから全日本建築士会の長期講座を受けての、
一級建築士製図試験までの日々でした。
日建学院での基礎的なエスキス力と作図力があった上で、
全日本建築士会の講座は、
コストの面から良い選択だったと思います。
一回目の製図試験はあっという間。
作図完成自体が一つの目標でした。
二年目の日建長期製図講座で、
エスキスの手順などを自分なりに身につけて、
作図完成だけでなくプランの中身まで訓練した。
エスキスに自信が無いため、
作図時間を2時間半以内に抑えようと、
フリーハンドを取り入れた練習をしていた。
三年目の角番である今回の全日本建築士会の講座では、
毎回の課題でエスキス力をブラッシュアップし、
作図のスピードも上げることが出来た。
フリーハンドでなくても、
2時間半程度で作図出来るよう訓練をしました。
課題の中身については、
やはり大手資格予備校の方が良いと思う。
今年の試験までに段床の大空間は一課題も無かった。
基礎免震構造については補足資料での対応で、
作図は各自自習しておくようにとの指導でした。
その他必要な室は計画すること。とあり、
保健室なども一回も練習しておらず、
本試験で計画していないので、
それの減点はどれほどか気になります。
プランエスキスのまとめ方の指導は、
聞いたところ総合資格はしっかりときめられていて、
日建学院はあるけれど決まりというよりも個人の自由。
全日本は講師の解説以外決まりは無いため、
後日に配信される映像講義を観るか、
各自のやり方でという感じです。
全日本は各自のやり方ということで、
初年度生には厳しいと思います。
製図初受験だと右も左もわからないのに、
自己流でやれと言われて、
毎回の講座での作図完成すら厳しい。
課題の質は悪くないのに、
そこがもったいない所です。
ただ、一回でも大手資格予備校に行った人なら、
習ったやり方を基礎にして、
自分なりのやり方を探っていけるので、
自由度が高くてやりやすいです。
長期講座は前半は課題発表前までの10課題。
その間に作図スピードを上げる訓練をしたり、
二週間毎のために別案を考えてエスキス力を磨いたりできる。
名古屋教室では過去課題も別案も赤ペン入れをしてもらえました。
後半は課題発表後から始まり、
10課題と後半の5課題には応用課題もあり、
15課題の練習ができる。
取り組む余裕があれば日建の9月頭に発売する、
当年課題対策集を買って、
ダウンロード課題3課題と模擬試験を申し込むと良い。
課題発表後の初期課題だと思うけれど、
全日本とは違う要求室構成や問題で、
全日本だけでの偏りを正して、
少し俯瞰的な視点を持てたと思います。
結論。
初年度は全日本建築士会よりも、
大手資格予備校を勧める。
お金に余裕がある人で、
しっかりとした手順や決め事を習いたいなら、
総合資格学院がおすすめ。
少し安くなるけれど50万位はかかる、
日建学院短期は指導よりも良い自己流を、
柔軟に織り交ぜて行ける人におすすめ。
二年目以降であと一押しで合格できそうだった人には、
コスパの面から全日本建築士会はおすすめです。
受講生からの紹介割引があるので、
もし講座を受けようと思っている方は、
問い合わせから、
名前と連絡先をGメールでしてくれれば対応します。
合格発表は12月末なので、
少し不安ですが、
日々を大切に生きて、
果報を待ちます。
それでは、また。
全日本建築士会の長期製図講座はどうなのか

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