全日本建築士会の長期製図講座の、
動画講義を一つ観ました。
三時間にわたる準備講義設計編を観ました。
設計製図試験について、
少し理解が深まったと思います。
一級建築士になるには、
それに相応しい知識と技能を有すること。
知識を計る試験として、
まず学科試験があり、
二次試験としての設計製図試験で、
より実践的な知識技能を計る。
建築を設計する能力は、
人それぞれなので、
設計プロセスも人それぞれにある。
人それぞれで違うものを、
ある程度公平に審査するには、
それなりのコツがある。
まず試験の概要の説明を聞いた時、
やはり6時間半という時間が短く思えた。
1300文字程にもなる文章と図からなる問題を、
20分から30分程度で読んでマーキングする。
それから先は、
接続条件の理解、
アプローチ計画、
与条件の整理、
最大ボリューム検討、
ゾーニング、
立体構成の検討、
機能の整理、
大まかな配置計画、
面積確認、
等と進めて、
行きつ戻りつしながらを、
60分程度でまとめた上で、
そこからやっとプランニングに入る。
エスキスからプランニングで、
チェックを含め120分程度が目標。
チェックをして、
プランが決まったら、
計画の要点を60分程度で記述し、
その後2時間半で作図をする。
作図完成時にまた15分程度チェックをして、
漏れやミスを修正していく。
それらを390分で行う試験が、
一級建築士製図試験です。
手順に従ってやっていって、
遅れなどがあればどこかで挽回して、
6時間半で提出しないといけない。
30分で問題文を把握とマーキングするのも、
エスキスを120分で終わらせるのも難しいし、
イメージイラスト込みの要点の記述を60分で終わらせるのも、
作図を2時間半で完成させるのも結構しんどい。
過去2回の製図試験受験では、
いちおう作図完成し提出できたけれど、
ランクⅢでの不合格でした。
ランクⅢということは、
作図での減点の積み上げというよりは、
エスキスからプランニングのあいだに、
どこか大きな減点が重なったのだと思います。
ゾーニングなのか、
立体構成なのか、
与条件に反するプランだったのか。
今日観た動画講義は、
ランクⅢやⅣを回避する上で、
とても重要な内容だったので、
またしばらくしたら復習します。
一級建築士合格を目指して頑張ります。
それでは、また。
動画講義を一つ観ました

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